ドスパラ ガレリアZGの実機レビューとベンチマーク結果

ガレリアZG

ガレリアZGはドスパラのゲーミングPCで、スペックが高いことが特徴です。
様々な最新ゲームで「推奨パソコン」として採用された実績があり、重いゲームでも高画質でプレイすることができます。

このページではガレリアZGがどれくらい高性能なPCなのか、ゲーム中のファンの音はうるさくないかなど、ゲーム中に気になることを中心にレビューします。

ガレリアZGの詳細レビュー

外観

高性能なゲーミングPCでありながら、意外にも外観はシンプルです。
長く使うことを考えれば、シンプルなデザインの方が良いかもしれません。

ガレリアZG フロントパネル
ガレリアZG バックパネル

※画像クリックで拡大

フロントパネルにはUSB3.0コネクタとSDカードリーダーが備わっています。
スマホの充電やカメラの画像を取り込む時に、すぐ手が届くのは便利ですね。

アクセスランプは電源とHDDの2種類あり、それぞれ青色、白色に発光します。
正面から見るとやや眩しい気もしますが、床に置く場合には気にならないと思いました。
どうしても気になる場合には、テープやシール等で塞いでしまうのもありですね。

ガレリアZG サイドパネル左
ガレリアZG サイドパネル右

左のサイドパネルにはファン2つ分のスペースが空いており、PCケース内に熱がこもらないようになっています。

パネル自体には剛性があり、追加でファンを取り付けても大丈夫そうです。

ガレリアZG トップ
ガレリアZG ボトム

トップにはファンが搭載されており、熱くなりやすいCPU周辺の空気を排出しています。
ボトムには底面からも吸気できるように、ファン用の穴が空いています。
また標準でゴム足が付いているので、ファンが回転していても振動が伝わらないように工夫されています。

大きさ

ガレリアZG 幅
ガレリアZG 奥行き
ガレリアZG 高さ

デスクトップPCの心配な点はその大きさかもしれません。
実際にメジャーで測ると、幅は約21cm、奥行きは約50cm、高さは約45cmでした。

一般的な事務用のPCよりは大きいと感じます。
しかしスペースが十分にあるため、柔軟にパーツの追加・アップグレードが可能です。
また効率よく冷却するためにも、実は大きさに余裕がある方が最適です。

設置場所については本体が重いので、床置きがおすすめです。
机の下に設置するのであれば、PCの大きさはあまり気にならないと感じました。

内部構成

ガレリアZG 内部構成
ガレリアZG CPU周辺

ケース内部はエアフローを意識した構成になっています。
CPUクーラーにサイドフロー型を採用しているのが大きな特徴です。

横から風を吹き当てることで、PCケースの前方から取り込んだ空気をそのまま後方へ流すことができます。
ケース自体にも12cmのファンが2個ついており、排熱の心配をする必要はありませんね。

冷却はゲーミングパソコンの寿命に大きく関係します。
そのため、エアフローは重要なポイントです。

搭載ストレージ

ストレージはWindowsやゲームの他、様々なソフトをインストール・保存する場所です。
このパーツが高性能であれば、パソコンの起動やゲームのロード時間を大幅に短縮できます。

ガレリアZGでは高速なSSDと大容量なHDDを組み合わせています。

TOSHIBA 3TB HDD

SSDはマザーボードに直接搭載するタイプ(NVMe)で、通常のSSDよりも速い仕様です。
HDDはTOSHIBA製の3TBで、容量不足を心配する必要はなさそうですね。

下ではそれぞれの速さを数値で表すため、読み書きの速度を計測しました。

SAMSUNG SSD 256GB
TOSHIBA HDD 3TB

左がSSD、右がHDDの測定結果です。

SSDではシーケンシャルリードが838.2MB/s、シーケンシャルライトが789.6MB/sという結果になりました。
※シーケンシャルリード・ライトは、ディスクの連続したエリアに存在するデータを読み込む・書き込むことです。

ガレリアXFでも同様の計測を行いましたが、ZGのNVMe対応モデルは圧倒的に速いことが結果から分かります。

一見256GBだと容量不足になってしまいそうです。
しかしHDDを上手に活用することで、速さと容量のバランスをとることができます。

HDDではシーケンシャルリードが197.4MB/s、シーケンシャルライトが193.8MB/sになりました。
データの保存に適しているため、普段使わないソフトや大きなフォルダの保存に使うのがおすすめです。

付属品

ガレリアZG 付属品

付属品の一覧です。

  • キーボード
  • マウス
  • 電源ケーブル
  • マニュアル
  • ドライバCD

キーボード・マウスまで含まれているのは意外でした。
ちゃちい作りではなく、しっかりとした打ち心地で日常でも使えると思います。

こだわるのであればPC購入時に、セットでゲーミングマウスやキーボードなどの周辺デバイスを合わせて注文できます。

マニュアルは初回セットアップやリカバリの方法など、トラブル時でも対応できるよう充実した内容です。
PC関係に多い英語・中国語だけではなく、 すべて日本語で書かれているので安心しました。

ガレリアZG ベンチマーク結果

ガレリアZG GTX1070

搭載されているパーツの名前が分かっても、実際にどれくらいの性能なのかをイメージ・判断するのは難しいことです。

そこで複数のベンチマークソフトを活用し、数値で比較できるようにしました。

ベンチマークとはPCの性能を数値化できるテストの事です。
負荷を与えてどれくらいのスコアが出せるかを計測し、高いほど高性能と言えます。

今回のレビューでは総合的に計測できる3DMARK・CPUの性能を計測できるCINEBENCHの他、注目のVR対応を判断するSteamVR Performance Testで試しました。

3DMARK

3DMARK

3DMARKはベンチマークソフトの名称で、行えるテストにはいくつかの種類があります。
今回実施したのはゲーミングPC向けに開発されたFire Strike、4Kゲームを想定したFire Strike Ultra、最新のDirectX 12を想定したTime Spyの合計3つを行いました。

Fire Strike 1.1

Fire Strike 1.1は複雑な形状や光と影を表すベンチマークです。
特にBFやCOD、Falloutシリーズなどの重いゲームをプレイしたい場合、このテストが参考になります。

ガレリアZG Fire Strike 1.1

GTX1080搭載のガレリアZGでは、17559というスコアになりました。

比較によると全体の96%より高性能 つまり上位4%のPCということです。
GTX 1080とCore i7-6700Kをフルで活用できた結果だと思います。
これ以上の性能を目指すのは予算的に厳しいかもしれませんね。

これだけスコアが高ければ、ほとんどのゲームが最高設定でプレイできます。
推奨スペックを気にする必要はほぼ無いと言っても過言ではないでしょう。

Fire Strike Ultra 1.1

Fire Strike Ultra 1.1は4Kで表示することを想定したベンチマークです。
4KはフルHDの縦横2倍の解像度で表示するため快適に動かすには、グラフィック性能の強化が重要になります。

ガレリアZG Fire Strike Ultra 1.1

ガレリアZGでは5176というスコアになりました。

比較によれば全体の75%より高性能 つまり上位25%のPCということです。
高設定は厳しいかもしれませんが、設定を落とすことで4Kでプレイすることもできそうです。

ただし4Kモニターの準備も必要なので、まだ敷居は高いかもしれませんね。

Time Spy 1.0

Time Spy 1.0は次世代のゲームエンジンであるDirectX 12に対応したベンチマークです。
よりPCの性能が引き出せるようになると言われており、高性能なゲーミングパソコンは恩恵を受けやすいかもしれません。

ガレリアZG Time Spy 1.0

ガレリアZGの結果は6790になりました。
全体の88%より高性能 つまり上位12%のPCということです。

残念ながらまだDirectX 12はそれほど普及していないため、実際にゲームで使うのはもう少し先になるかもしれません。

それでも今の時点で上位12%であれば、今後を考えると「長く使える」ゲーミングPCと言えます。

SteamVR Performance Test

SteamVR Performance Testは、VRを快適に動かせるかを判断するソフトです。

最近ではSteamにVR対応のゲームが増えてきました。
今後ヘッドセットを追加で購入し、VRを楽しみたいと考えている方は要チェックです。

ガレリアZG SteamVR Performance Test

結果はVR レディでした。
VRに必要なスペックを満たしているので、大半のゲームをプレイすることができます。

その他のゲーム

ガレリアZG FF14ベンチ

FF14:蒼天のイシュガルドのベンチマーク結果は19647 非常に快適と表示されました。
1920×1080の最高品質設定でも滑らかにプレイすることができる性能です。

ガレリアZG MHF Benchmark

MHFでは45562という結果になりました。
同じくフルHD(1920×1080)にて計測です。

ガレリアZG PSO2ベンチマーク

PSO2のベンチマーク結果は83594でした。
環境設定は画質6(最高)で、1920×1080にて計測です。

大規模なオンラインゲームでも、ガレリアZGであれば高スコアを残すことができました。
幅広くゲームを楽しみたい方でも、スペックを気にせず快適にプレイできる環境ですね。

ゲーム中のパーツ温度

ゲーミングPCは発熱が多いと聞いたことがあるかもしれません。
事実ゲーム中にはパソコンに負荷がかかるので、熱を多く発します。

特にガレリアZGではGTX1080・Core i7-6700Kという高性能パーツの組み合わせです。
そのため熱には注意しなくてはいけません。

発熱は大きな問題で、しっかりと冷却しないとPCの寿命を縮めてしまうことになります。
対策するためにもゲーム中に何度くらいまで上昇するのかを知る必要があります。

ガレリアZG 温度計測

そこで3DMARKで負荷をかけているときの温度変化を記録しました。
上から2番目のTemperatureという項目がCPUとGPU(グラフィックボード)の温度をグラフ化したものです。

特に発熱が多いとされているグラフィックボードでも、67℃までにしか達していません。
※一見すごい温度に見えてしまいますが、冷却が弱いと80℃を超えることもあります。
高負荷時に64℃というのはしっかりと冷却できている証拠です。

CPUは46.98℃と、こちらは50℃を切っています。
サイドフロー型のクーラーでしっかりと排熱できているおかげですね。

温度的にはまだ余裕があるので、心配な夏場でも安心してゲームがプレイできそうです。

ゲーム中の動作音

さて温度は問題ないと書きましたが、気になるのが動作音(主にファンの音)です。

事務用パソコンと比べた場合、ファンの数が大幅に増えているので少しうるさく感じるかもしれません。

ファンの音がうるさくなるのは高回転で回っている時になります。
そのため負荷のかかるゲーム中や動画のエンコード中に音を感じやすいです。

ただしファンを回して熱を排出しなければ、PC自体が壊れる危険もあるためやむを得ないことだと思っています。
ゲーム中にヘッドフォンをする方であれば、PCの動作音はほとんど影響が無いはずです。

ガレリアZGは買いなのか?

様々な面からガレリアZGのレビューを行いましたが、長くて複雑なので最後にまとめました。

良い点

  • Fire Strikeで上位4%の高性能PC
  • VR・4Kに対応しているので、将来も安心
  • NVMe対応で高性能なSSD
  • 長く使えるシンプルなデザイン
  • 夏も安心な冷却で熱暴走の心配無し

悪い点

  • デスクトップ特有の大きさ
  • 高負荷時にややファンの動作音がする点

性能面では圧倒的なパフォーマンスのゲーミングPCです。
最新世代の中でも高スペックなパーツを組み合わせたことで、様々なベンチマークで良い結果を残しています。

3画面環境・120Hz以上のゲーミングモニター・最高画質といった、普通のPCでは不可能な事をしたい方に強くおすすめできます。

スペックに余裕があるため、大半の場面で「カクつく・動かない」といった問題がありません。そのため初めてゲーミングパソコンを購入する方でも安心できる構成です。

全体的なレビューを通し、ガレリアZGは「買い」なおすすめのゲーミングPCです。